とゆふものは。

何者でもない、だから需要もない、アラフォー女の想いを綴ります。

二度と食べられない魅惑のあれ

もう10年が経ちます。
なにが?
牛レバ刺しが食べられなくなってからです。今年でちょうど10年になりました。

カドが立った新鮮なレバ刺しにごま油+塩をつけて口に入れる、あの瞬間がいまだ忘れられない。
一度は自由に食べられたものが二度と食べられなくなるなんて中々ない悲しみだと思う(大げさ)。
禁止になった経緯を思えばもちろん仕方がないけれど、ユッケはカムバックしましたが、レバ刺しはもう戻ってこないのかな。

レバ刺しがなくなってから試したもの。

  • レバ刺し色のこんにゃく
  • アボガドの薄切り

これは似てるという触れ込みだったけど、まあコレジャナイよね。
というかごま油+塩につけたら一口目はなんとなくごまかせる気がするぞ。
やきとんのお店で食べたレバーが半生で少しレバ刺しを思い出させる食感で、ある時期やきとんばかり行ってました。
大分救われた。

韓国では食べられるらしいので、そのためだけに行こうかなとか考える始末。
食べたいなーレバ刺し。

飛行機怖いを克服するには

国内旅行の計画を立てるとき、目的地が本州であればまずは陸路でのアクセスを考える。
のんびり鉄道に乗って、お弁当を食べたり景色を眺めたり、その行程も好きだし旅行の一部と考えているからだ。

なーんていうのは建前で。
私は飛行機が怖い。
もし事故が起きたらと考え、その時自分は何もできないんだという無力感に慄き、乗る前に会った人とは今生の別れかもと思ったりする。

なので、海外は仕方なくても国内の陸路で行ける範囲なら、時間が掛かっても、面倒な乗り換えでも、多少高額でも、空路を選ばなくていいのではと思っている節がある。
これまで乱気流に遭ったことも途中で引き返したことも着陸復行したこともない、至って平穏なフライトしか乗ってないのに。
一度乗ってしまえば高所恐怖症でもないので案外平気で、
「雲すごいなー上に乗れそうだなー」
とか
見ろ、人がゴミのようだ」(注:高度が高いのでまず人は見えません)
とか思う余裕があるのに。
そう、決して『嫌い』なわけではなく『怖い』のである。

最近はインターネットで気持ちを共有できるので、同じような人向けの記事を読むと気が楽になった。
飛行機は最も安全な乗り物とか、離着陸の11分についてとか、水平飛行中はほぼオート操縦なんだとか、空中でエンジンが止まることがあっても着陸できる、とか。
運航乗務員になるにはどれほど狭き門をくぐり抜けなければならないのかということも、世界で1日に万単位のフライトがあることも知識として持っているし、多少の揺れも『車だって未舗装の道は揺れるし、飛行機なんて空中を飛んでいるのだから揺れて当たり前』と他の人の対処法を利用させてもらって何回か乗るうちに慣れた。

なのにそのそばから、いくら限りなくゼロに近い確率でも何か起きた瞬間にそれは100%になるんだよ、とネガティブな自分が顔を出してしまい、心中穏やかではない。
乗る前に疲れてしまう難儀な自分を変えるべくできそうなことを考えてみた。

その1. とにかく慣れる

荒治療だけどとにかく回数をこなすこと。
今までの総搭乗回数は50回にも満たず、乗ること自体が非日常なので時間と予算が許す限り乗ってみる。
国際線の長時間フライトでもあまり寝られない人なので、せめて眠れるくらいには慣れたい。

その2. 飛行機の仕組みを深掘りする

何重にも対策されているというフェイルセーフの機構について勉強する。
知らないから無闇に怖いって他のことでもあるから、一番難しいけど一番効果的だとも思う。

こんなにグダグダ考えるくらいなら乗らないのが一番の解決策なのでは、というのはごもっとも!なんだけど、旅行好きである以上間違いなくまた乗るでしょう。
でも、ここまで自分の恐怖心を因数分解してみたらなんだか馬鹿みたいに思えてきたので、今度飛行機に乗るときは『ここにどこでもドアがあれば』なんて現実離れしたことを考える前にこの記事を読み返して心を落ち着けようと思う。

ラーメンへの情熱

ラーメン好きになったのは大人になってから。
食べるのが遅い子どもだったのでいつの間にか勝手に伸びて勝手に不味くなってしまうラーメンは完食できず、あまり好きじゃなかった。
社会人になって拘束時間が増え、さらにアラサーになって周りの目もあまり気にならなくなり、いつからかラーメンは『ひとり飯』の主力選択肢に躍り出た。
とにかく時間を掛けずに食べられて手軽だしお腹も満たされるし何より美味しい。
常に進化しているので昔より味や形態のバリエーションも増えた。魚介系スープとか油そばとかつけ麺とかブームにもなったしね。

それからはラーメンの虜だった。
初めて降りる駅を利用するとき、待ち合わせ前に時間がありそうなとき、事前にラーメン屋を調べてしまう。
東京はすごいぞ。必ずと言っていいほど各駅に一軒はラーメン屋がある。

「女一人でラーメンって寂しい」
と言われたこともあったけど、ラーメンって一人で食べるイメージない?
複数人で行くシチュエーションでも着丼から最後にスープを飲み干すまで会話しないで集中して食べるでしょ。
というあくまでも個人的な見解。
女性なのにというのは気にせず行っちゃってごめんなさい!って感じだけど。

とはいえアイツ炭水化物の塊だから。
健康の面で色々気にする年頃になったので、昔みたいに気兼ねなく食べられなくなったのも事実。
若い人、特に女性は行きづらいかもしれないけど、一人でラーメンなんて、と思わずどんどん食べに行ってほしいものです。

ちなみに一番好きなのはシンプルな中華そばや醤油ラーメン。昔からある町中華で50年間レシピ変えてませんみたいなラーメンがあるから色々冒険できるんだよね。

そろそろ謎を解きたい私

謎解きや脱出ゲーム流行ってますよね。
専門の会社や自治体がそれぞれ趣向を凝らして、意外なコンテンツとコラボしたりいつの間にやら専用ビルができたりして日々なんらかのイベントが開催されている模様。

私も好きでたまに参加するのですが、さて過去を振り返ってみると自分の原点は間違いなくこれ。

きょうはなんのひ?|福音館書店

ネタバレになっちゃうので内容はリンク先を読んで頂くとして、この絵本。
小学生の時に学校の図書室で出会って、読むたびにワクワクして、恥ずかしながら母に頼んで似たような遊びをした覚えがあります。
家中を歩き回って、少しだけ工夫しないと先に進めないハードルがあって、最後におやつにたどり着く。
楽しかったし、今思うと準備して付き合ってくれた母ありがとう!という思い出。

時は流れて初めてイベントに参加したのはほんの数年前なんだけど、大人が大真面目に子どもの遊びに取り組むと規模も謎自体もすごいことになるんだなと思ったし、こういうの好きな自分は変わってると思っていたけど実はマジョリティーだったんだと分かってなんだか嬉しかったな。

頭を使うしイベントによってはかなり歩いて運動不足解消にもなるし、何より童心に返れるのでおすすめです。
時間制限があると焦ってしまうので、制限なしで普段行かないところに行ける周遊謎、街歩き系が一番好き。
肝心の謎解き力については・・・もう少し頑張りたいところだね。

過去に3年連続チャレンジした地下謎。
ナゾトキ街歩きゲーム「地下謎への招待状2019」 コロナ禍でこの2年やってないのだけど今年はあるのか?とヤキモキしてついブログに書いてしまいましたよ。
例年だとそろそろアナウンスがある頃なんだけどな。

二度と会えない人たちのこと

実家に高校の同窓会の中止連絡ハガキが来ていたらしい。コロナ蔓延のためとかで。
特に帰省する予定もなく最初から欠席予定だったけど、こうして深く考えないまま機会を逃すこともあって二度と会えない人が沢山いるんだよねとふと思いを馳せてみた。

小・中学校の同級生なら成人式が最後で、高校や大学なら卒業式が最後。
転職したら最終出社日が最後。
今まで本当に多くの人に出会ったけど、その時は密に付き合っていてもやがて二度と会えない人たちになっていくんだよね。
もちろん中にはしばらく連絡を取っていた人もいたけれど、今所属してるコミュニティが当たり前に一番大事だからお互い段々不精になったりして。

そんな中で同じように二度と会えなくなる可能性もあったのに、今も関係が続いている夫や友人達に感謝ですな。

閑話休題
1つ前に書いた記事に多くのスターがついて(当ブログ比)、なんだなんだ何が起きたと思ったら『きょうのはてなブログ』に取り上げてもらっていたのですね。
自分の文章を評価してもらうのなんて中学か高校の夏休みに書いた読書感想文ぶりでした。
広いはてなブログの片隅に書いた言葉に共感してくれる誰かがいるなんてありがたや。

初体験を増やしたい

人生って思ったよりずっと短いんだな。
10代や20代の頃、いつか終わりがくる実感なんて持てず、これからもずっと悩んで苦しんで浮き沈みしながら生きて行かなきゃいけないんだと絶望したものだけど、アラフォーを迎えて折り返し地点が見えた頃から人間の一生ってなんて短く儚いものなの、と思うようになった。

だって、ねえ。平均寿命まで生きると仮定しても、健康寿命はもっと短く、身体や頭をフルに動かすことができる期限はもっと早くにやってくるでしょう?

そう考えると、仕事して日常の雑務をこなしてたまに少し贅沢して、という慣れたルーティンをただ繰り返すだけの毎日でいいのか?なんて。
コロナ禍で思うように行動できなくなったのも大きいかもしれない。
もちろん当たり前の日常が尊く幸せなものだということも分かっているつもりなんだけど。

いつか自分も経験するのかなと若い頃にぼんやり思っていた事、なかなか経験に至らないものなんだよね。主体的に動かないと経験値って簡単には増えていかないね。

そんなわけで毎年ひとつずつ、大きくても小さくてもいいから興味があることに手を出して、初体験を増やしていきたいなと。
1年の始まりでも年度始まりでもない中途半端な時期だけど思っているわけです。
60の手習い、じゃないけどね。

高校野球がおもしろい

昔から高校野球が好きだ。

最初は子どもの頃見てた『タッチ』の影響で観戦するようになったけど、大人になった今見ても本当におもしろい。

1回負けたら終わりというところと、一生懸命な姿がいいんだろうなあ。
負けた時の涙は頑張ってきたからこそ悔しいと思う、その証なんだよね・・・学生時代に本気で打ち込めるものが特になかった自分はそれも羨ましく。

ずっとお兄さんのイメージだったのがあっという間に年下の子ども達になってしまったけど、根本はいつまでも変わらないね。
変わったのはたまにキラキラネームの球児がいることと、いつの間にか彼らの親、とまでは言わなくてもすっかり大人になってから生まれた球児ばかりということかな。
あと監督が同世代だったり。

ああ、人生で一回くらい甲子園球場で観戦してみたいな。