とゆふものは。

何者でもない、だから需要もない、アラフォー女の想いを綴ります。

飛行機怖いを克服するには

国内旅行の計画を立てるとき、目的地が本州であればまずは陸路でのアクセスを考える。
のんびり鉄道に乗って、お弁当を食べたり景色を眺めたり、その行程も好きだし旅行の一部と考えているからだ。

なーんていうのは建前で。
私は飛行機が怖い。
もし事故が起きたらと考え、その時自分は何もできないんだという無力感に慄き、乗る前に会った人とは今生の別れかもと思ったりする。

なので、海外は仕方なくても国内の陸路で行ける範囲なら、時間が掛かっても、面倒な乗り換えでも、多少高額でも、空路を選ばなくていいのではと思っている節がある。
これまで乱気流に遭ったことも途中で引き返したことも着陸復行したこともない、至って平穏なフライトしか乗ってないのに。
一度乗ってしまえば高所恐怖症でもないので案外平気で、
「雲すごいなー上に乗れそうだなー」
とか
見ろ、人がゴミのようだ」(注:高度が高いのでまず人は見えません)
とか思う余裕があるのに。
そう、決して『嫌い』なわけではなく『怖い』のである。

最近はインターネットで気持ちを共有できるので、同じような人向けの記事を読むと気が楽になった。
飛行機は最も安全な乗り物とか、離着陸の11分についてとか、水平飛行中はほぼオート操縦なんだとか、空中でエンジンが止まることがあっても着陸できる、とか。
運航乗務員になるにはどれほど狭き門をくぐり抜けなければならないのかということも、世界で1日に万単位のフライトがあることも知識として持っているし、多少の揺れも『車だって未舗装の道は揺れるし、飛行機なんて空中を飛んでいるのだから揺れて当たり前』と他の人の対処法を利用させてもらって何回か乗るうちに慣れた。

なのにそのそばから、いくら限りなくゼロに近い確率でも何か起きた瞬間にそれは100%になるんだよ、とネガティブな自分が顔を出してしまい、心中穏やかではない。
乗る前に疲れてしまう難儀な自分を変えるべくできそうなことを考えてみた。

その1. とにかく慣れる

荒治療だけどとにかく回数をこなすこと。
今までの総搭乗回数は50回にも満たず、乗ること自体が非日常なので時間と予算が許す限り乗ってみる。
国際線の長時間フライトでもあまり寝られない人なので、せめて眠れるくらいには慣れたい。

その2. 飛行機の仕組みを深掘りする

何重にも対策されているというフェイルセーフの機構について勉強する。
知らないから無闇に怖いって他のことでもあるから、一番難しいけど一番効果的だとも思う。

こんなにグダグダ考えるくらいなら乗らないのが一番の解決策なのでは、というのはごもっとも!なんだけど、旅行好きである以上間違いなくまた乗るでしょう。
でも、ここまで自分の恐怖心を因数分解してみたらなんだか馬鹿みたいに思えてきたので、今度飛行機に乗るときは『ここにどこでもドアがあれば』なんて現実離れしたことを考える前にこの記事を読み返して心を落ち着けようと思う。