とゆふものは。

何者でもない、だから需要もない、アラフォー女の想いを綴ります。

おばさんになるのが怖かった

 子どもの頃からいずれおばさんになるのが怖かった。
 単純に歳を重ねて死に近づくこと、容姿が衰えることも怖かったけれど、それよりも世間の『歳を得た女性は雑に扱っていい存在』という認識と、それを当たり前とする空気感に絶望したから。
 当時の自分は言語化できてはいなかったけれど、ぼんやりといずれ自分もその対象になるのだと思い、それが何より怖かった。
 だから妻や母になることが唯一そこから逃れられる救いの道のようにも思っていた。

 フェミニストじゃないけれど、若い女子にそんなことを思わせる世の中はやっぱり正しくないし、試行錯誤しながらでも少しずつ改善されつつあるのは悪いことではないんじゃないか、と思う。

 某芸人が活動休止とのことで年明けに相応しくもないことをつらつらと書いてみました。
 90年代や00年代にそういう価値観を助長した一人でもあり、自分自身も彼らを見て育った人間なので、コンプライアンスだなんだ色々言われる時代になってももしかしたら本当にあったことかもと思わせてしまう、変わらない意識みたいなものはあるかもしれないなとふと考えてしまいました。
(芸人としての彼は好きですし今回の件は真偽不明なのでそこは言及しません、悪しからず)