跡取り娘なんだから、と言われたことがあります。
特に家業をやってない家の跡取りとはなんぞや?と考えると、やっぱり家(土地)とお墓を守っていくことが当てはまるのかなと。
生まれ育ったのが都会ではなく田舎なのでそこに価値を置く人がいることは理解します。
昔の田舎は農家が多く、土地を守ることに意味があったから。
でも父も夫も自分もサラリーマン(ウーマン)な私自身も既にそうなんだけど、これからはそこに価値を置かない人が主流になっていくと思うんだよね。
- 子どもが仕事や結婚で海外含む他の土地に定住した
- 子どもが結婚して姓が変わったから『〇〇家代々の墓』には入れないし墓守できない
- 子どもが生涯子なしだった
全てジ・エンド扱い?
少子化で持つ子どもの数が減っている今、全て起こりうる可能性高いよね。
跡取り娘として、生まれ育った土地を出ず職を得て、配偶者には自分の姓を選択してもらい、必ず子どもを産んで(できれば男の子)、代々〇〇家の家とお墓を守っていくための人生、やだなー。
幸いなことに親からそんな強制はされなかったものの地元ではよく聞く話なのですが、私に子や孫がいたとしたら家やお墓に縛られずにもっと身軽に生きてほしいけど、どうなんでしょうか。
あとそもそもなんですが、一般庶民のお墓っている?(小声)
私は子なしなので、死んだ後は夫や両親の骨と一緒に散骨でも樹木葬でもなんでもいいから自然に還したいなと思っています。
〇〇家の墓、とすると私と両親は姓が異なってややこしいし、その墓誰が面倒見るの、となるので墓石もいらない。
いや、あってもいいんだけどもっとポータブル化できないもんかなーとか考えてみたり。
『お墓は心の拠り所』という考え方自体が祖父母や親もやってたし、という慣習でしかないのでは?なんて思ってしまうわけなんだけど、これはいわゆる普通の価値観ではないのかな。(アンタ地獄に落ちるわよと言われちゃう?)
斬新すぎるのか、それとも世代の違いで過渡期なのか、売却できる可能性がある家はともかくお墓は無碍にもできず、難しい問題です。