とゆふものは。

何者でもない、だから需要もない、アラフォー女の想いを綴ります。

宇多田ヒカルの音楽に恋して(その2)

続き。

ULTRA BLUE

初めて彼女以外のボーカルが入った『One Night Magic』。
全曲通すと大人っぽいんだけど【どんな歌彼女に車の中で聴かすの?あげたい、君の知らないCD一枚】ってとこが年相応の嫉妬というかヤキモチが感じられて可愛らしくて好きな歌詞です。

HEART STATION

何か吹っ切ったようなアルバムの中でも一番はっちゃけてる『Celebrate』。
珍しく、え?言葉通りに受け止めていいの?って歌詞で爽快感ありすぎ。
もう何もかも忘れて私もこのパーティーに参加したい。

Fantôme

前作との間に人間活動を挟んで、お母さんが亡くなったり、結婚して出産したりというプライベートが反映されているのか、歌詞の難易度がぐんと上がってる『荒野の狼』。
周りの人達への諦観、のようにも見えるけどそれすら許容する包容力を感じる曲。

初恋

そんな日本語あったんだっていう『嫉妬されるべき人生』。
誰かの人生を指してるんじゃなく、平々凡々な人生を送ってきた人が自分に言い聞かせてるように聞こえる(怖い) 。
いや違うかな。本人は自分の平凡な人生を他人に嫉妬されて当然の人生、って本当に思ってるのかもね。
アルバムの締めくくりにふさわしい考察が止まらないラスト曲。

そろそろ次のアルバム出てもいいんでは?と思いつつ、配信全盛の時代だしもうアルバムは出さないのかもしれないね。
歌詞の解釈は任せたよ、と丸投げ、彼女に信頼されていると思える関係がリスナーとの間で成り立ってるのがまた素敵。
最近だと『One Last Kiss』のMVの彼女が可愛くてねえ。まだまだ応援し続けたいアーティストです。