とゆふものは。

何者でもない、だから需要もない、アラフォー女の想いを綴ります。

私が子どもを持たない理由

私は晩婚で、子どもがいない。
そしてこれからも持つ予定がない。多分。

学生のころ、お互いまだ彼氏すらいなかった友達が将来は夫と子どもが二人いて、と当たり前のように話すのが衝撃的だった。
そもそも私もあなたも結婚できるの?という黒い気持ちは置いておいて、子ども産むのって大前提なんだ、と。

自分が子どもを育てるなんて間違いなく向いてないし、恐ろしかった。
社会人になって大分ましになったものの気まぐれに不機嫌になったりするし、コミュニケーション能力も低いし、そんな人に育てられるの嫌でしょう。
子どもの立場になって自分を客観視したとき、そんな母親嫌だ!としか思えなかったのがまず一番の理由かな、と思う。
むしろ毒親になりかねないんじゃない?と。

それに私のお金と時間の使い方は基本は自分一人、結婚してからは自分と夫の二人という前提のプランニングなってしまっている。
実際に子どもがいたらさすがにこの意識は変わるはず、というか変わると信じたいと思うのだけれど。

私たちの親世代は、向いているとか向いてないとか自由なお金と時間とかそんなことを考える暇もなく結婚してそのままの流れで子育てに突入してたんじゃないの?
それが『世間の当たり前』だったから。
なんて捻くれたことを考える。

自分の子どもは可愛いよ、と言う。
そうだろうね、と思う。
だけどいずれ子どもは大人になり、可愛い良い子、だけではダメでどんな形であれ社会に貢献できる人に育てないといけない。
自身ですら、そんな大人になれているのか疑問符がつくのに。
その重圧を考えるだけでクラクラする。

子どもを育てないと親の気持ちは分からないよ、と言う。
そうだろうね、と思う。
私は親が子を想う気持ちを想像はできても一生理解はできないんだなと思う。
両親を祖父母にしてあげられないのも申し訳ないと思っている。

子どもがいなくて将来どうするの?と言う。
自分たちでなんとかするしかないよね、と思う。
子どもを当てにする時代じゃないと言われるけど、ちょっとした手続きを手伝ってもらえるとか些細でも交流があるとないとでは違うだろうなと想像する。
でもそれこそ子どもを持たない選択をした結果なんだから受け入れるしかない。

現役の間は微力ながら納税して子育て世帯を支え、子どもがいる人とは別のフィールドで消費活動して経済を活性化して、最後はそれまで貯めた資産で老後を過ごす。
これがベストなのかなと思う。

そんなこんなで子どもを持たないと決めた、はずなのに心のどこかで本当にそれでいいのかと思ってしまうのはなんでなんだろうね。
迷いながらこの年になってしまったけど、もう少し年齢が上がれば楽になれるはず。
早くなりたい。

『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』というアニメが昔あってだな

ちょうど小学生のころにクラスで大流行。
男子も女子も、もともとアニメ好きなグループから普段はアニメなんて見ないグループまでみんな観ていた。
『新世紀GPX』って『フューチャーグランプリ』なんだぜ。当時全く読めてなかったわ。

舞台はF1とは別のモータースポーツサイバーフォーミュラ」が大人気という設定の21世紀で、14歳の少年が主人公。
彼は車搭載の人工知能にアクシデントでドライバーとして登録されてしまい、様々な困難にぶつかりながらも最後は周りの大人顔負けのレーサーに成長する、という子ども心をつかむ設定で。
車のデザインもさることながら、キャラクターもストーリーもめちゃくちゃかっこよかったなー。

アニメ終了後も余韻に浸りたくてクリスマスだか誕生日だかにCDを買ってもらったのだけど、家に帰って聴いてみたらまず手に入れたかったOPもEDも収録されてない!ガーン!
私が買ったのはボーカルコレクションっていう声優さん達が歌ってる曲が収録されたCDだった。
なぜか当時クールを装ってた私はこれでいいのよ、という顔してたが本当は悲しかったなあ・・・

昔、アニメは最終回まで放映したらそれで終わり、再放送がない限り二度と観れないし、CDなりカセットなりの媒体を買わないと主題歌も聴けない。そういえばCDレンタルなんてサービスもあったけど、近所にはまだ店がなかった。
もしかしたらVHS販売されてたかもしれないけど、田舎の小学生だった自分には情報を得る術もなくどうしようもなかったな、としみじみ。

いまや手元のスマホで、ささっと発売されてる関連商品を調べて買ったり動画配信サービスで全話見返したりできちゃうもんね。
アニメに限らずありとあらゆる情報を簡単に手に入れられて、ネットが発達した今を生きる子ども達が羨ましい。逆に大変なこともあるだろうけどね。

ちなみにOPもEDもSpotifyで聴けます!未だに歌詞を見ずに歌える自分もすごいぜ。

ジョジョアニメ第6部が始まる

少年マンガに縁がない人生でした。

小学生の頃に『ドラゴンボール』や『幽☆遊☆白書』が流行る中、戦闘ものに魅力を感じなかった子ども時代の私。
アニメ単体だと『ガンダム』や『エヴァンゲリオン』なんかもそうだけど、大人になっても熱く語る人がたくさんいる王道作品に触れずにここまで来てしまったと気付く。(ただし『タッチ』は除く。あれは小学生女子にも優しい絵柄だからかしら)

ナメック星も仙豆も戸愚呂兄弟も分からず、『ガンダム』と言えば「親父にもぶたれたことないのに!」というセリフ、『エヴァンゲリオン』はアメトークのくくり芸人の知識しか持ち合わせていない。
そんな私がこの5年でようやく語れるレベルに達したのが『スラムダンク』、『進撃の巨人』、そして『ジョジョの奇妙な冒険』なんです。

長い前置きでした。
ジョジョアニメ第6部がようやく始まる!とはいえ年明けからだけど楽しみすぎる!PV見ただけでもうワクワクする。
あの承太郎の娘が主人公で、3部を読んでると承太郎が結婚はおろか女性と交際するなんて!と思ってしまいますが、まあまずは何をおいても原作を復習ですね。

好きなのは5部でみんな大好きブチャラティが一推しだけど、我が家でよく使うセリフは、
そこにシビれる!あこがれるゥ!」
「おれは○○をやめるぞ!」
「オラオラオラオラオラオラァ!」
「魂をかける!」「グッド!」
「BABY STAND」(セリフじゃない)
で、全て3部以前だね。

宇多田ヒカルの音楽に恋して(その2)

続き。

ULTRA BLUE

初めて彼女以外のボーカルが入った『One Night Magic』。
全曲通すと大人っぽいんだけど【どんな歌彼女に車の中で聴かすの?あげたい、君の知らないCD一枚】ってとこが年相応の嫉妬というかヤキモチが感じられて可愛らしくて好きな歌詞です。

HEART STATION

何か吹っ切ったようなアルバムの中でも一番はっちゃけてる『Celebrate』。
珍しく、え?言葉通りに受け止めていいの?って歌詞で爽快感ありすぎ。
もう何もかも忘れて私もこのパーティーに参加したい。

Fantôme

前作との間に人間活動を挟んで、お母さんが亡くなったり、結婚して出産したりというプライベートが反映されているのか、歌詞の難易度がぐんと上がってる『荒野の狼』。
周りの人達への諦観、のようにも見えるけどそれすら許容する包容力を感じる曲。

初恋

そんな日本語あったんだっていう『嫉妬されるべき人生』。
誰かの人生を指してるんじゃなく、平々凡々な人生を送ってきた人が自分に言い聞かせてるように聞こえる(怖い) 。
いや違うかな。本人は自分の平凡な人生を他人に嫉妬されて当然の人生、って本当に思ってるのかもね。
アルバムの締めくくりにふさわしい考察が止まらないラスト曲。

そろそろ次のアルバム出てもいいんでは?と思いつつ、配信全盛の時代だしもうアルバムは出さないのかもしれないね。
歌詞の解釈は任せたよ、と丸投げ、彼女に信頼されていると思える関係がリスナーとの間で成り立ってるのがまた素敵。
最近だと『One Last Kiss』のMVの彼女が可愛くてねえ。まだまだ応援し続けたいアーティストです。

宇多田ヒカルの音楽に恋して(その1)

ポピュラーな音楽が好きなのね、なんて言わないで。まあ事実ミーハー(死語)な母の血を受け継いでいる私です。

とはいえ宇多田ヒカルってデビュー当初が凄かったからメジャーな人扱いされるけど本来マイナー向けな人なんじゃないかと思う。
InstagramTwitterを見たり歌詞を読んだりすると、きっとこの人根暗で小さいことで悩んだりしてるんだろうなあって私のような一般人でも共感できるところがいい。
でも彼女って時代が求める物を生み出しちゃうし、その人生もいちいち波乱に満ちていて生まれついてのスターなんだなとも思う。ギャップがあってなんとも不思議な人。

よく聞くのはどれだろうと思い、再生数多い曲を調べてみたら、

  1. 二時間だけのバカンス
  2. 俺の彼女
  3. 花束を君に

だった。全部『Fantôme』だった。 多分2016年ごろにリセットされてる私のミュージックアプリ(旧iTunes)。

仕方ないのでアルバムから1曲ずつお気に入りを厳選。

First Love

すごく純粋な曲だよね『Another Chance』。15歳の彼女だから書けた歌詞。
【君の涙の振動 空気を伝わって 腕をかすかにふれた瞬間】という表現とか【こんなにnaturalな感覚が間違ってるわけないのに】という言葉のチョイスとか綺麗すぎて毎回泣きそうになってる。
そうそう間違ってないよ、と嘘だろうが何だろうが言ってあげたくなるアラフォーの私。

Distance

シングルに収録されたUNDERWATER MIXの方が好きな『Addicted To You』。
First Loveの発売後初めてのシングルで日本中が次はどんな曲を?と期待して、でもここが勝負どころって意地悪な見方してた人もいたと思うけど、また別の側面が見れていい意味で裏切られた。
とにかく出だしがカッコよくて何度でも聞きたくて、CD発売前は毎週彼女のラジオ聞いてたなあ。

DEEP RIVER

もう名盤中の名盤だと思っているこのアルバム。昔でいえばレコードが擦り切れるくらい聞いた、というほど聞いてる。捨て曲がないとはこのこと。
その中でも選ぶとしたら『嘘みたいな I Love You』かなあ。前奏が印象的な曲が多いアルバムなんだけど、この曲は最初のギターがまずロックみたいで素敵。
【もう嘘つきでも I Love You】って歌詞が男前すぎる。私の方こそ彼女に言いたい言葉だわ。

ちょっと熱くなりすぎ、長くなったので一旦切ります。

グミが好きだ

グミについて語りたい。

子どもの頃グミといえば柔らかいやつが主流だったと思う。
いつの間にかハード系グミが大きな顔するようになり、すっかりそちらにハマった私もソフト系だと満足できなくなってしまった。

グミ好きのきっかけとなったのはフィットチーネグミのイタリアングレープ(ブルボン)。なおこれはソフト系。
確か2010年頃で、大げさじゃなく毎日会社のビルに入っているコンビニで買って食べてた。

そのあとハマったのは忍者めしの巨峰(UHA味覚糖)。小腹が満たされるかは不明だがここから私のハード系への道が始まった。

ちなみにとりあえず間違いないグレープフレーバーを食べ、好きな食感だったら他のフレーバーにも手を出すようにしている。

そんなわけで本日付の勝手なランキングを。

第3位 ペタグーグミ(ノーベル製菓

うすーいハード系のグミ。
なぜそんなフォルムなのか謎すぎるが、多分顔。
枚数少なくない?と思いつつあっという間に食べちゃう。
グレープ以外も食べてみたいが一度も見かけたことがない。どこに売ってるんだろ。

第2位 ゴールドベア(HARIBO)

なんといってもHARIBO。
ドイツ生まれのパイオニア。 たくさんフレーバーがあるが、結局最後はゴールドベアに戻ってくる。これから先も多分ゴールドベアしか買いません。
ステイホーム始まったばかりの頃、炭酸漬けをやって当たり前だが柔らかくなってしまい、やっぱりこれじゃない!となった。まあ暇だったのです。

第1位 SOURS(ノーベル製菓

不動のトップ。ベストオブベスト。新発売のフレーバーを見かけたらとりあえず買っちゃう、それぐらいの信頼度。
今サイト見たらカメの形にリニューアルされたらしい・・・知らんかった。
とにかく食感と硬さが私の中で最適なんですわ(知らんがな)。

次点はカンデミーナ(カンロ)です。ちょっとすっぱい。

しかし今知ったが1位も3位もノーベルだったので、これからもノーベルについていこうと思う!

あだち充『みゆき』を読んだ

今さら言うまでもなく、大御所すぎて畏れ多いけど、あだち充のマンガにハズレが少なくてびっくりしてる。

過去に読んだことがあるのは、

  • 『タッチ』(誰もが知る有名作品。昔から大好きです。小学生のときにアニメ再放送から入って高校生のときにワイド版を買い揃えた。原作派)
  • 『H2』(連載当時途中で挫折したものの最近完読。アニメは絵が苦手で完全に原作派)

の2作品であだち充といえば野球ラブコメと思い込んでいたんだけど、最近読み終えた『ショートプログラム』『虹色とうがらし』『いつも美空』などなど、全く野球が出てこないんだけど、いやーほんとに面白かった。
あだち先生ってスポーツ出てこなくてもぶっ飛んだ設定でもこんな完成度高いマンガを生み出していたのね!と。もちろん私が知らないだけなんですけどね。
最高傑作と名高い『ラフ』これから読むので楽しみ。

で、『みゆき』の話。
絵も時代を感じるし、生まれる前に連載開始した作品だし大丈夫かな?と思っていたんだけどなんだかんだ夢中で読んでしまった。
ざっくり言うと主人公・若松真人が血の繋がらない妹・若松みゆきとガールフレンド・鹿島みゆきの二人の「みゆき」の間で揺れ動く話。
昔アニメを見た覚えがあるけどほぼ初見に近かった。

良かったところ

真人は彼女の鹿島みゆきがいながら若松みゆきにも惹かれてるんだけど、建前上兄妹、血が繋がってないことをみゆきは知らないと思ってる、知ったらみゆきは自分が天涯孤独と分かりショックを受けてしまう、のコンボで気持ちを表に出さないようにしていて。 その分本当の想いが表情とか短いセリフから読み取れるんだよね。それがもう切ない。

よく言われることだけど、あだち先生のマンガは必要最低限のセリフだったりなんならセリフすらないコマで語る表現が素晴らしいのだけど『みゆき』の場合設定が生きて余計際立っていた。

あと妹属性ってやつですかね。
この時代にそんな言葉なかったと思うけど、血が繋がらないことを免罪符にしたとしても妹に恋心を抱くのは挑戦的な設定だったと思う。
私は女だしその属性自体は理解できないところもあるけど、こんな可愛い妹ならドキドキしちゃうよね。
女性目線だとちょっとみゆきあざとい!ってとこもあったけどね。

苦手だったところ

所々現代の価値観だとなんだそりゃ、なところもありました。

まず、若松みゆきを口説く男性2人がちょっと無理だ。
30代の男性教諭と鹿島みゆきの父ね。
フェミニストとかじゃないけど、子どもに接する大人の異性の態度じゃないよなーと思ってしまった。
若松みゆきはさらっとかわして大きな問題にはならないんだけど、今なら大問題になりそうな描写よね。
ちなみに竜一は許せる。ダブってても高校生だし。

最後真人は「みゆき」(調べればどちらのみゆきかすぐに分かります)と結婚するんだけど、まだ二人とも大学生で20歳前後だよ。
人生早く決め過ぎじゃない?真人にしろみゆきにしろこれから色々な人と出会うチャンスあるし、せめて社会人になってから結婚すればよくない?あとで後悔しない?
私なら沢田優一を選ぶけどなあ(どうでもいい)。
この二人の結婚は大人目線の思惑とか条件とかそういうのじゃないっていうのは理解してるんだけど、ちょっと生き急ぎすぎ!と思ってしまった。
当時は特に女性は早く結婚したほうがいい、っていう価値観だったんだろうし、それが全巻通して感じ取れて、晩婚の私ちょっと心折れかけた。

とはいえ今の価値観でグダグダ言っても仕方なし、二人の「みゆき」はキャラクターとして魅力的で最終回の読後感も良く(一人かわいそうな登場人物がいるけどまあ救いはある、のかな)とても楽しめました。

なお後半は『タッチ』と連載掛け持ちしていたらしく真人はどう見ても上杉達也なんだけど、それもご愛嬌。あだち充劇団だよ!

こちらのアプリ

‎「サンデーうぇぶり」をApp Storeで

無課金で読んでます。
毎日ちょっとずつ読むのが私にはちょうど良い。